らもはだ日記

中島らも病欠の中、行われたトークイベント「らもはだ」第3回。オレと大槻ケンヂの急造コンビで、ゲストの作家・室井佑月さんを迎えたのだが、酔っ払って暴走機関車と化した室井さんは誰も止められない。
客で来ていたキッチュこと松尾貴史もステージに上げて応戦するも、しっちゃかめっちゃか。大混乱のうちに幕を閉じた。
しかーし!
室井佑月さんとの「らもはだ」。
ステージでのトークバトルだけでは終わらなかった。

打ち上げが、また大荒れ。
「私の行きつけのバーがあるの。そこで続きをやりましょう!」
オレ、オーケン、松尾貴史の3人は、室井さん行きつけという新宿ゴールデン街近くのバーに連れて行かれた。
入って驚いた。カウンターで30センチはあろうかという凄い口ひげを生やした着物姿の白髪の老人が飲んでいたのだ。

「センセエ~、お久しぶりですう」
その白髪の老人に挨拶する室井さん。
そうか、ここはいわゆる「文壇バー」ってヤツか?だとしたら、この老人、オレは全く知らないけど高名な小説家なのだろうか。本人は文士きどりなのかもしれないが、その格好は明らかにアナクロで浮いていた。


文壇バーのボックス席に案内され、さっきステージでやっていた室井VS松尾の占い師論争にオーケンも加わって、さらにヒートアップ。侃々諤々の言い合いは続いた。
「ほんとに狐憑きにあった人って見たことあるの?私のいとこが狐憑きにあっちゃったんだけど、明太子一箱食べちゃうんだよ。それまで明太子、大嫌いだったのに!」
「まず狐は明太子を食うのかって疑問が」
「油揚げを食うならわかるけど」
「お祓いしてもらったら、そんな奇妙な行動が全部無くなったんだから」
「それ、明太子を食べるのをやめただけでしょう」
「違うの!そのお祓いしてくれた占い師、過去のこともバンバン言い当てるのよ!」
「だから、何回も言ってるように事前にその占い師は室井さんのことを詳細にリサーチしてから言ってるんですって」
室井さんが何か言うたんびに、松尾貴史&オーケンで突っ込み。お互い全く認めないまま論議はず~~~っと平行線のまんま。

いい加減、疲れてきた。
オレは、トイレに行くふりをしてカウンターまで避難。不毛すぎる口喧嘩を横目で見ながら、松尾貴史との最初の出会いを思い出していた。

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