4/11 更新
「ウロウロソワソワ、中島らも~ほんじょへのラブソング」
ラスト15分、今度はおもちゃのピアノを弾き、即興で「ほんじょへのラブソング」を作曲。
♪どきどきどきどきするんだよ
君といると
心臓が悪いとか
そじゃなくて
君といると
ああ 君といると
ときどきね
ときどきどきどきするんだよ
君といると
一瞬が永遠をはらむんだ
ああ 君といると
ときどきね
HONJO Come to me
HONJO Come to me
AH AH AH~
こうやって書き写してるだけで赤面してくるような、どストレートな歌詞。
この曲をその場でカセットテープに録音して、サイン入りのピアノ&楽譜とともにプレゼント。
らも流ダンディズム。ただのええかっこしいとも言うが。
ここでタイムアップ。本上まなみさんがステージを去ろうかという時に、意を決したかのように中島らもが。
「別れのキッスを」
会場にいる全員がブーイング。
さすがに躊躇する本上さん。するとすかさず。
「じゃあ、ほっぺに」
哀れに思ったのか、ほんじょがらもさんのほっぺにチュッ!
客席から大拍手。
サブカルの魔境、ロフトプラスワン中にハートマークの嵐が吹き荒れた。
ほんじょを見送った後、おもむろにギターを持ち出す、らもさん。
「鮫肌、タンバリン持ってきた?」
「持ってきました」
「残りの時間、歌でも歌おう。イッツ・オンリー・ロックンロールショーや!」
そっか、この後の時間を埋めるために今夜はタンバリンが必要だったのか。
「この前、3日間で新曲を28曲書いたんよ」
「それって全部、新曲ですか?」
「最近、トータルで50曲くらい書いたかな」
3日間、狂ったように何十曲も新曲を書き続ける。今考えるとそれって、完全に躁転している状態なのだが。
後の時間は、らもさんがギター片手に唄いまくるオンステージに。
シャウト&シャウト。
らもさん自作の名曲「いいんだぜ」がロフトプラスワンに鳴り響いたのであった。
♪いいんだぜ
いいんだぜ
いいんだぜ
いいんだぜ
いいんだぜ
君がドメクラでも
小児マヒでも
どんなカタワでも
いいんだぜ
君が躁病で
分裂で
急迫観念症で
どんなキチガイでも
いいんだぜ
君がクラミジアで
ヘルペスで
梅毒で
エイズでも
おれはやってやるぜ
なでてあげる
なめてあげる
ブチ込んでやるぜ
君がいいヤツで
だからダメなヤツで
自分が何をしたいのか
全然わからなくても
いいんだぜ
君が黒んぼでも
北朝鮮でも
イラク人でも
宇宙人でも
いいんだぜ
おれはいいんだぜ
HEY、BROTHER&SISTER
君はどうだい?
いいんだぜ
(つづく)